被害者を出さないために、赤裸々にざっくばらんに
マンゴーストリートでの
美人局の実態を体当たりリポートします。
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全員集合
そうこうしていると外の騒ぎに気が付いたのか
もう一人(マコト)も部屋から出てきました。
マコトはタオルを腰に巻いただけで
髪と体は半分濡れていて
シャワーを終えたところでした。
とりあえず服を着てもらい、
ホテルの受付のソファーに座って
対策を練ることにしました。
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フロントスタッフからの言葉
ホテルの受付には現地の女性が一人いました。
美人局の犯人たちは受付の女性に対して
・彼ら(私たちのこと)は犯罪者だ
・部屋でドラッグを使用していた
・警察を呼ぶ必要がある
と言いたい放題です。
ドラッグって、もう無茶苦茶すぎる。。。
こっちだって黙ってはいません。
・彼女らは嘘ばかり言っている
・ドラッグなんて持っていない
・彼女らはヒカルのスマホを盗んでいる
・彼女らは犯罪者だ
埒が明かないと思ったのか、受付の女性は
タガログ語で彼女らと話し始めました。
しばらくすると受付の女性は次のように言いました。
・あななたちの件はホテルとは関係ない
・事態を解消したいなら彼女ら一人ずつに10,000ペソ払ってください
・それが嫌なら警察を呼ぶしかない
時間が過ぎただけで何にも解決していません。。。
あー、もう、なんでこんな事になったのか。。。
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金か警察か
彼女ら一人ずつに10,000ペソなので合計30,000ペソ。
私たちは三人なので均等割すれば一人10,000ペソ。
この話し合いの12時間後には、
私は帰国の便に乗ることになっていたので
それでも仕方ないかと思い始めていました。
警察に行って時間がとられて別のフライトとなると
その何倍もの費用が必要になるし、
万が一にも留置なんてことになるとややこしすぎるからです。
しかしここで問題が発生しました。
マコトが10,000ペソも払いたくないと言い出したのです。
確かに、スマホを取られているのはヒカルだし
マコトにしてみればその通りでした。
私もなんでさらにお金を払う必要があるのか
分からなくなってしまいました。
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悪アガキからの示談
とりあえずヒカルのスマホさえ取り戻せばこっちのものなので
どの女がもっているか特定するために電話してみることにしました。
電話してみましたがマナーモードになっていたのか
着信音は聞こえず、強行的にスマホを取り戻すことはできませんでした。
そのため、減額交渉を開始することにしました。
もうすでにいくらかはお金を払っていたので
3人まとめて10,000ペソでどうか?
と提案しました。
するとそんなのはダメだと彼女らのうちの一人は言いましたが、
リーダー格の女がもう面倒になったのか落としどころと思ったのか
「OK, 10,000 peso altogether!」と言いました。
一人3,333ペソずつということでマコトも納得し、
10,000ペソとヒカルのスマホを交換して
なんとか事なきを得た次第です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に彼女らについてお話しておきたい思います。
美人局だと分かった頃に気づいたのですが
あの三人のうち本当に女性だったのは一人か二人で
リーダー格のやつは男でした。
いわゆる Lady Boy というやつです。
どおりで背が高いと思ったし、声が低かったんですよね。
もっと早く気が付けばよかったのですが、
帰国した今となってはもう笑い話です。
I kill you と言われたときは本当死ぬかと思いました。
皆さんも美人局には十分注意してくださいね。
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※左胸にタトゥーがある奴、三人の中ではリーダー格で
軽くセレブ気取りでした。私を殺そうとしたのはコイツです!
この男、ちょっとダレノガレ明美に似てて、もともと
それほど好きではなかったダレノガレ明美のことが
大嫌いになりました。
インスタは当然ブロック!彼女のマスカラや
アイライナーといった化粧品は絶対買いません!
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