被害者を出さないために、赤裸々にざっくばらんに
マンゴーストリートでの
美人局の実態を体当たりリポートします。

財産の没収
「I kill you」にガチでビビった私は「OK, OK」と言って
財布から中にあったお金200ペソを手渡しました。
「もっとあるだろ、全部出せ」と言われたので
「もうない、あとはこれだけ」と10ペソ札と空の財布を見せました。
万万が一のことを考えて、あらかじめ財布の中身は別の場所に
退避させておいたのでした(ナイスオレ!)。

部屋からの脱出
財布取り上げて中を入念に調べた彼女。
中身がないことは理解したようですが、
まだあきらめてはいません。
「日本人ならほかにも金はあるはずだ!出せ」
と言ってきました。
なので私は
・私は学生(社会人の短期留学だが一応は学生)
・日本人だが学生なのでお金はあまり持っていない
・残りの金は学校が預かっている(パスポートは本当に学校が預かっていました。お金を預かっているというのはウソ)
と伝えました。
そして、何とかしてとりあえずこのホテルの部屋から廊下へ出ようと
・友達からお金を借りられるかもしれない(借りる気など一切なし)
・一緒に来てほしい(部屋から出たいだけ)
と彼女に伝えたところ「OK」との返答がありました!

形勢逆転!?
すんなりOKしたのでちょっと拍子抜けしましたが
部屋から出てしまえばもうこっちのもんです!
急いで下着とパンツをはいて(今まで下半身は丸出し)
そそくさとホテルの部屋の外へ出て、
キチンとカギを閉めそのカギをカバンの奥へ収納。
内心ガッツポーズです。
200ペソは取られましたがそのくらいはどうでもよいです。
あとは少し部屋から離れたところで急いで自分だけへ部屋に戻って
カギを閉めて寝るだけ、ふっふっふ。

そうは問屋が卸さない!?
部屋から外へ出てエレベータのあたりに行くと、
何か騒々しい雰囲気がありました。
なんと、友人(ヒカル)と別の女がもめていたのです!
どうしたのかと聞くと、その女にスマホを奪われたとのこと…
返せ返せと言っていますが、女はガン無視です。
ヒカル、おまえの相手も同じく美人局だったのか…
これじゃ部屋にすぐ戻れないよ…
